飛騨宮川の釣り

飛騨市河合町・宮川町の釣り情報

稚鮎の様子

今日は晴れ。朝の気温は-7℃。日中は5℃ほどまで上がるでしょうか。

打保ダムの放水は先週末から止まったままのような気がします。

昨日は琵琶湖と岐阜県魚苗センターの稚鮎の様子を見てきました。

まずは琵琶湖の様子ですが、水産試験場の調査からみると今年は近年まれにみる不作ということでした。昨年は稚鮎の数はとても多かったけれど餌がなくて成長できなかったという年でしたが、今年はそもそも稚鮎がいないと…。
しかし、特別採捕などで実際に漁をされている方のお話では試験場の結果ほど悪くはないのではないかということでした。特にサイズについてはバラつく中で、とても大きいものも混ざるようです。これは数が少ないのに加えて人工産卵の効果もあるのかな?とりあえず昨年のように小さな鮎ばかりということはないのではないでしょうか。
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当組合の例年の放流は、5月の天然遡上に冷水病対策を施してもらったものを主体としていますので、放流時期は早くても5月の下旬となっています。丁度雪代も落ち着き水温も安定する時期です。昨年は5月中旬から放流していましたが、5月中の放流種苗は人工種苗が主体です。
上と下の写真は琵琶湖の鮎。大きいもので10gほどあります。とても元気な鮎ですが、これを放流できるわけではありません。
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次は岐阜県魚苗センターですが、より自然に近い鮎を生産するために、毎年天然鮎(河川で捕ってきます)からF1種苗(養殖1代目という意味でしょうか)を生産しています(すいませんF1種苗の内容が間違えてました3月2日に訂正しました)。家魚化された継代種苗(何代も養殖魚同士を掛け合わせて作られている飼育しやすい種苗という意味です)よりも野性味にあふれ警戒心が強く飼育が困難な種苗ですが、放流種苗としてはその野性味や警戒心ゆえに生残率(カワウやマスに食べられにくい)や釣り易さ(縄張りを形成しやすい)に優れています。たぶん…。
下の写真は岐阜県魚苗センターの鮎。まだまだ小さいですが、放流は早い河川で4月上旬。あと1ヶ月以上ありますので十分間に合うでしょう。
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最近、岐阜県は鮎に力を入れています。岐阜県魚苗センターも巻き込まれて増産方針です。ということで、新しい生産施設(下の写真)がもうすぐ完成します。3月23日に完成式典があるようです。
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岐阜県魚苗センターには世界農業遺産の証書?のコピーが置いてありました。
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別の話題です。東海北陸道の様子。塩で真っ白。積もってます。走った後は洗車しましょう。
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